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映画ロケのタリン。


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7月15日(木)

早朝。ヘルシンキの港から高速船で、対岸の国エストニアの首都・タリンへ向かう。

朝ホテルを出るときにどしゃ降りで・・・・・・こりゃ参ったな、って思ってたんだけど船が出る頃にはまた晴れてひと安心。ヘルシンキから約1時間半で着いちゃいます。早い早い。
だから、着いて当分はぜんぜん異国に来た気がしなかった。ガイドブックも何もなしで行ったけど、小さな街なのでぐるりと歩いて見て廻れちゃいます。タリン市街は世界遺産にも登録されているそうで、城壁に囲まれた歴史的建造物の多い街です。


「太っちょマルガレータ」という名前の付いたずんぐりとした塔の門をくぐって旧市街に入る。3つのライチが屋根の上に乗ってるような、そんなイガイガした丸っこい屋根のアレクサンドル・ネフスキー大聖堂や、パステルカラーの郵便局。マカロンみたいな色合いの家々。どれもほんとに可愛い。やっぱヘルシンキとは違って観光業をもろに押し出してる感じだけど、お土産屋さんも充実してて楽しめます。


ひよこのカタチをした石のベンチでひと休み。そして他人の書いた(しかも全く関係の無い国の)旅行記を読みながらひとりクククク・・・・ってほくそ笑んでる私。そして私もこうやって負けじと記録を繰り返す。旅のスケッチ、心のスケッチ。。そしてふと、朝から首がかゆいことに気づく。
んんー、かゆいなぁもうっ。とか思ってたら、どうやら「あせも」ができてた。あせも。
北欧であせもを作る女ってどーよ!笑 いやすぎる。てゆーかね、それほどここのところ暑かったんですよ。言い訳じゃないけどさ。北欧っつっても夏は暑いんだよ!!!


そして城壁カフェなう。(この「なう」さん。現在進行形で行ってることを書き留める事が多いもんだから、使い勝手が良すぎて多用してたら、その乱用っぷりがなんかすごいイヤやー!ってなって後半ぱったり姿を見せなくなりました。笑)なので、今城壁カフェに来ています。その名の通り、城壁を登ったところに作られたカフェ。1段1段が自分のひざの高さまである急な階段を登って、みぃはりんごジュースをちびちび頂く。どこを歩いても街並みはほんとに乙女チックで、色合いにもキュンキュンしちゃう。が、素敵だけど少々退屈な印象。日帰りにしといて良かったー、的な。なんだかブリュッセルみたい。


こうなりゃお得意のカフェはしごですよ。そして、3軒目のカフェでのんびりティラミスを食べながら苦いコーヒーを飲んでると、いきなりの大雨。というか豪雨。みごとな集中豪雨。思わず店員さんとアイコンタクトして、お互い「すごいっすね~」的な感じで肩をすぼめる。そして一気にやんだ。まるで映画の撮影用の雨みたいに。人工的な趣のある、きっぱりした雨。どばーって降って、ぴたっとやむ。それが、短時間に3回続いた。
きっと厳しい監督だったんだろうなぁ・・・とか思いながら。雨のシーンの撮り直しはさぞ骨が折れるだろうに。3回目にいたっては、そんな監督の苛立ちみたいなものも含まれてて、なかばやけっぱちみたいな雨だった。きっといいものが撮れたにちがいない。ところでどんな映画よそれ。笑


帰りの船に乗るために港まで行く道すがら。雨が砂ぼこりやら、観光客の多少の高揚感などを洗い流してくれたおかげで、タリンの街はいくぶん静けさが漂ってた。そしてすごくさっぱりしたみたいだった。
雨上がりというより、お風呂上りみたいな、そんなタリンさん。きもちよさそう。


そして18時に再びヘルシンキに戻ってくる。こちらもさっきまで雨が降っていたようで、同じくお風呂あがりの雰囲気が漂ってた。あたしはというと、船の中でとある思い出深い曲を聴いていたのもあって、ひとりでモヤモヤあーでもないこーでもないと答えの出ないことを考える。・・・声がききたいな、ってふと。いつまでたっても私はそんな事を考えていて(たとえ以前に抱いてた感情とは異なる想いだとしても)こうして、一人で有り余る時間を過ごしているとふと思い出して少し泣いたりしちゃうんだ。
でもきっと、こうしてる今、きみの中にはこれっぽちも私の事なんか無くって、それってあんまりだなぁとか思っちゃう。でもどうせバカな私はまた明日になるとそんなのケロッと忘れて彼の存在は無になるの。ほんとにその人の為に何かをするって、すっごい難しい。。私は間違ってた。そして今も間違ってる。ついこの前も間違えた。でも恋がしたいって思う。私はひとつ恋が終わると、またきみの事を考えたりするズルい人だ。でもきみはいつだって私の事を考えてないんだから、少なくとも定期的に考えてる私はやはり愛情深いやつってこと(にしとこうか。)また会えるかな。なーんてつって。


そんな、愛だの恋だのの殴り書きが続くキモチワルイ手帳はさておき。
夕食はオリーブたっぷりのサラダとコーヒーで簡単にすませ、ホテルへ戻る。みぃもようやくお風呂上り。ホテルの窓のすきま風をあびながら書く文章。日没をむかえ、同室の女の子はひとり寝てる。これ以上暗くなったら昨日みたいなことになってしまうのに・・・・と思いながらも、書きたい事が全然まとまってない。椅子に体育座りしながら(いちばんリラックスできる姿勢なの)色んな事を考えた。どうしてフィンランドの窓は全開しないんだろう・・・とか。明日なにしよう・・・とか。
(そう、たいてい窓は2重になっていて、マックスでも10センチぐらいしか開かないの。。寒い国だからかな?でもそのせいでアセモできちゃう女もいるのよ。笑)


早く良くなりますよーに。
ってつぶやきながら、首にたっぷりとベビーオイルを塗り込む27歳(女)。
こんなんでも、切実に恋がしたいらしい。そんなことばっか考えてた気がする乙女な1日。
・・・今後に幸あれ。


とゆーことで、このダラダラ北欧旅行記、もうちょい続きます。


●プロローグ
●1日目「決して参考にならないコペンハーゲンでの過ごし方。」
●2日目「ハラゴシラエして歩くのだ。」
●3日目「ラプシ君との長い1日。」
●4日目「大聖堂、寺院、教会、島、世界遺産、公園。」
●5日目「映画ロケのタリン。」
●6日目「自転車のある風景。」
●7日目「THIS IS LIFE×2」
●8日目「2つの旅行記のエピローグ」
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by aroma_rim | 2010-07-30 21:21 | ◆みぃ旅にでる。

大聖堂、寺院、教会、島、世界遺産、公園。


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7月14日(水)

旅のちょうど真ん中の日。特に何の予定も計画もなし。
なのでひたすらヘルシンキを歩き尽くそうと決める。


早朝の青空市場でHerne(えんどう豆)を1リットル買っちゃう。えんどう豆は生で食べるのがフィンランド流。全然青臭くなくって、甘くてとっても美味しいのー!!それをつまみながら港をお散歩。
そして、以前見つけて気になってたパン屋「EROMANGA」へ向かう。(2日目参照)


・・・・・やっぱり普通のパン屋さんでした。全然エロくない。狭い店内、奥にはカフェスペースもあって、愛想のいい女の子が一人で切り盛りしてました。私はシナモンロールとコーヒーを注文。これが食べてびっくり。シナモンというより、断然カルダモンのほうが効いてて。これはこれでとっても美味しかったけど、もはやこれはカルダモンロールだと思う。よってなんだかチャイみたいな、そんな味。うまい。
エロマンガパン屋、地元の人しか来なさそうな穴場スポットでした。
その後、大聖堂を拝んだ後、ウスペンスキ寺院で観光客に埋もれながら本を読む。ここは寺院にしては人が多いせいか蒸し暑い。


「ツーリスティックorノット・ツーリスティック」どちらもとっても大事なことで。今回はそのバランスが最高に良かったと思う。そして、みぃの手帳に何度も登場する言葉があってさ。いろんな所にたくさん「好奇心」って書いてあった。こうきしん。こうきしん。こうきしん。
これと一緒に歩くと、街歩きが数段楽しめるんだとさー。当たり前っぽいけど、普段の生活では常に
これを持ち合わせておくのって案外難しいんだよね。こうきしん。グッジョブ好奇心。


そしてお腹も空いたのでランチへ。テラスが賑わってるので何気なく入ったそのカフェは、なんとヘルシンキ大学の食堂とゆーか、「Uni Cafe」という学生カフェでした。といっても一般人も入れるし、昼時はビュッフェあり。(手帳にはブッヒェって書いてる私。間違いすぎ。笑)
お野菜がたっぷり取れるしどれも美味しくってデザートまであって、それで6.85ユーロは安いぞ!!(学生だともっと安いそうです。)


今日はホテルを移動する日でした。ヘルシンキの北西側にあるホテルで、私はドミトリーを予約。
そこには最終日までいました。女子3人部屋だからそんなにアナーキーなわけもなく、とーっても快適な四日間でした。ただし照明問題(後述)には何かと笑いましたけど。


さて。チェックインを済ませて、コットン100%の花柄のワンピースに着替え、麦わら帽子をかぶってお出かけ。いま大きいツバの付いたリゾート風の帽子を想像したあなた、大きな間違えです。笑
全然優雅な雰囲気なんかじゃなく、どっちかってゆーと「となりのトトロ」のメイがかぶってそうな子供じみた感じよ。ツバはそこそこあるんだけど、いかんせん中途半端な長さなんだな。ヘルシンキに到着してすぐ買ったのがこの帽子。中央駅に付いてすぐ、懐かしくって真っ先に以前泊まってたアパートメントに向かったの。そんでひと通り懐かしんだところで、目の前に1€ショップ(日本で言う100円ショップ)があって、そこで見つけて2€で買ったシロモノなの。しかもなんとゴム付き!!わしゃ子供か!と思ったけど、まぁ面白いし安いからいいや~、って。私にはコレぐらいがちょうど似合うから笑っちゃう。帽子に巻きついてる水玉の赤いリボンも、すごくメイっぽい。


そんなメイ帽子を目深にかぶり、近くのテンペリアウキオ教会へ。
岩山を削って建てられたその教会。天井はガラス張りで、岩とガラスの組み合わせがすごく面白い。
ガラスに沿って放射線状の太陽の光が、幾すじもその岩の教会に注がれて、とっても神秘的。
定期的にやっているというライブにも偶然遭遇。アイルランドっぽい楽器で何やら演奏中のカルテット。広々としてるのに、なぜかギュっと4人がすごい近さで演奏してて可愛かった。(動画も撮ったんだけどなぁぁぁ。・・・べつに嘆いてませんよ~笑)


そして夜19時。まだまだ日が高い。なのでスオメンリンナという島へ行くことにした。
この島は要塞(そう、みぃの大好きな要塞!)の島で、世界遺産にも登録されているの。船で片道30分とアクセスも良好!ひんやりな海風と、右手にはチョコミントアイス。最高の夏気分。
デッキに座ったもんだから、何度も飛ばされそうになる麦わら帽子を手で押さえて。いつもは頭の部分にしまいこんでる例のゴムをあごにかけてみたりしたけど、恥ずかしくなってすぐやめた。なにしてるんだか。


そしてスオメンリンナ島に到着。なんだか要塞都市っぽくない、とっても陽気な印象。こんなに明るい要塞があるのか~と思うぐらいのどかな、言うなれば「憩いのヨウサイ」って感じ。
そんな保養地的な和んだ空気の漂う島を歩いて1周してみる。すると城壁付近に薄暗い小部屋を見つける。入ってみると、やっぱりとてつもなく物悲しくて、小窓から差し込む太陽の光でさえ冷たく感じる。牢獄のような、そんな小部屋が連なる城壁。やはりここは立派な要塞都市でした。


夕日が綺麗なスオメンリンナをあとに、21時半発の船で街へ戻る。そのままホテルに帰ろうかとも思ったけど、ちょっと寄り道。ヘルシンキの西に位置するシベリウス公園へ。
23時、なんとか夕暮れに間にあう。ふぅ。作曲家シベリウスの顔をあしらった大きなオブジェを拝んで、公園を散歩。野生のハリネズミにも出会ったよ。めっちゃ可愛かった。


そんなこんなでホテルには24時過ぎに着いた。同室の人はすでに寝ていて、色んな事をなるべく静かに行う。シャワー浴びたり多少の音がするのはしょうがない。だけど電気を付けるのはタブーなんだよねきっと。これドミトリーの暗黙のルールなのかな?私も自分が寝てるとして、電気付けられたらイヤだろうし。。なので色んな作業を暗闇の中で行う。携帯のライトとか利用しつつ。思ったよりタイヘンなんだよねこれが。そしてベッドにうつぶせになって手帳を開いてみる。ちょこっと書きたい事があったんだけど、ほぼ真っ暗で見えない。でもなんとなく手探りでペンを走らせる。もちろん、こんな状況の自分自身に笑いを堪えながら。

(次の日の朝。暗闇の中で書いた文章は意外にもちゃんと読めてびっくりした。
特技が増えちゃった、そんな夜でした。)


さて、次の日はバルト三国であるエストニアへ行きます。



●プロローグ
●1日目「決して参考にならないコペンハーゲンでの過ごし方。」
●2日目「ハラゴシラエして歩くのだ。」
●3日目「ラプシ君との長い1日。」
●4日目「大聖堂、寺院、教会、島、世界遺産、公園。」
●5日目「映画ロケのタリン。」
●6日目「自転車のある風景。」
●7日目「THIS IS LIFE×2」
●8日目「2つの旅行記のエピローグ」
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by aroma_rim | 2010-07-27 22:20 | ◆みぃ旅にでる。

ラプシ君との長い1日。


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7月13日(火)

朝6:30起床。なんだかソワソワ気分。今日はひとりじゃないんだな~。午後から、知り合いの知り合い(厳密に言えば知り合いの元カレ!)に、なぜかヘルシンキを案内してもらうことになってたの。

これねー、すごいいきさつでビックリしちゃうんだけどね。

それはフィンランド旅行へ発つ1週間前のこと。
公園でBBQをしてたんだけど、その時たまたま知り合った、まだドイツに来て間もない年下の日本人の女の子がいて。その子の過去の恋愛話を聞きだしてたら、外人と付き合ったことがあるってゆーことが発覚。えー!?ナニジンなのー??と、なにげなく聞いたら・・・・・・・それがなんとフィンランド人だったの!!!

私「まじでー!来週ヘルシンキに行くんだけど!!私死ぬほどフィンランドが好きなんよ!!今ドイツにいるけど、ほんとはフィンランドに住みたくってめっちゃ職探したんだけどなかなか無くってさぁ!この際ヨーロッパならどこでもイイやって思ってドイツにいるんだけどね。(事実・・・笑)まーじーかー!いいなぁフィンランド人・・・・・羨ましすぎるーーー!!!!」

って、めっちゃまくし立てて、言わなくていい事までベラベラ一気に話したら、

「じゃあ、その彼にヘルシンキ案内してもらったら~?伝えといてあげるよ~」と。

そんな感じで、初めて会ったその子の元カレに、ヘルシンキで待ち合わせをすることになった。
なんかすごい展開だよね、、縁ってとことん面白い。


++++++++++++++++++++++++++++++++


さて、早起きしちゃったので朝サウナへ。もう最高ーー!!
先客がひとりいらっしゃったんだけど(一応男女別だったから良かった)、わたしゃなんとなく恥ずかしさもあり水着で入ったんだけど、そこにいたおばちゃんはマッパでさ。

・・・・サウナたるものやっぱ裸だよね、、と少し後悔。

でもたっぷり汗をかいてスッキリしたところで、ヘルシンキ街歩き。
彼に会うまで結構時間があるので、まずは青空市場(Kauppa tori)へ。かもめにご挨拶。moi moi!!
そしてブルーベリーを買う。ベリーとかキノコとか、市場ではたいてい食材をカップ単位で売ってて、「1リットルちょうだい!」とか「半リットル下さい!」とゆー感じでキロじゃなくリットルで買うの。なので私は2分の1リットルのブルーベリーを握りしめて、目の前のエスプラナーディ公園へ向かう。


とーっても良い天気。空にはカモメがたくさん飛び交ってる。私は木陰に空いてるベンチを見つけてそこでハルキを読む。ひざの上にブルーベリーの入った袋を置いて、むしゃむしゃ食べながら。最高の朝ごはん!この公園には銅像があって、(ヘルシンキの公園に銅像はつきものです)いつもその銅像の頭上にはカモメが止まってるのよ。もうねーほぼ100%、いつ見ても頭に止まってるの。(このあと、その確率はちょっと下がっちゃうんだけどね。)ここの銅像に限らず、他のいろんな銅像にしたって、たいてい頭の上にカモメがいるの。銅像になるぐらいだから威厳たっぷりの風格だったりするんだけど、カモメが頭にいるだけでなんだかちょっぴり間抜けになっちゃうんだよね。それがまたいい。


たまたまハルキ(ここでいうハルキというのはすべて村上春樹の『遠い太鼓』のことです)の記述で、ふと異国性を感じる・または自分が異国人であると感じる瞬間について書いてあって。彼は音によってそれを感じることがよくあるって。音、かぁ。ヘルシンキの音、ってどんなだろう。。いまいちピンときてない私だけど、そんな「異国人」というフレーズからなんとなくスティングの「Englishman in NewYork」を口ずさむ。フィンランド風にアレンジして。♪Japanese girl in Suomi~・・・・
(Suomiとはフィンランド語でフィンランド、という意味。にしても全然語呂があってなさすぎて何が何だか・・・笑。しかも自分の事をwomanではなく(ladyでもなく)girlにしてるのが愛らしいでしょっ)


と、くだらない事考えてるうちに、ふと見上げた銅像の頭上にはカモメがいつの間にかいなくなってたの。カモメの居ない彼はとてつもなく寂しそうに見えるから不思議。あれはセットなのねきっと。居ないほうが違和感を感じるって変なものねーー。じゃあ、新たにまたカモメが止まるまでここで本を読もう、と決める私。そして、十数分が経過。未だカモメはとまらず。コーヒーが飲みたくなって待ちきれず、近くのCafeへ。なんじゃそりゃ。


けっこう酸味の強いコーヒー(苦手)をゆっくり味わって、またお散歩へ。
建築家アルヴァ・アアルトが設計した「アカデミア書店」へ。幾何学的に内側に張り出してる不思議な形の空が見えるガラス天井がある、おもしろい建物。中は普通の本屋さんです。いつ来てもここは、独特な匂いがする。なんというか・・・・お漬物と二日履いた靴下をミックスしたような匂い。
入った瞬間いつもプンっとニオう。よーするにちょいくさい。でも、ここの2階のカフェ・アアルトは狭いけど落ち着けます。ここでランチにほうれん草のキッシュとレモンティーを頂く。モッツァレラチーズの入った真緑の背の高い(分厚い)キッシュ、ほんとに美味しかった。


そうこうしてると約束の午後1時。足早に待ち合わせ場所の中央駅へ。
なぜだか浮かれちゃってデート気分なわたし。おい。笑 中央駅に着きキョロキョロしてると、いましたよ彼が。私の1コ下だった彼。でも、とっても可愛らしくまだ高校生でも通用しそうなほど幼さが抜けてない感じ。(これから彼のことをラプシ君(lapsi=子供)と呼ぶことにします。)
そのラプシ君と向かうは、Pihlajasaari(ピフラヤ島)という島です。
あんまりツーリスティックな島ではなくフィンランド人が多いそうで、ラプシ君も初めて行くらしくって。いいよね~こういうガイドブックには載ってないレアな場所を教えてくれるところがニクイぞラプシ!


そして船で15分。ピフラヤサーリ到着。ビーチではみんな泳いでてめっちゃ海風が気持ちいい。
まずは2人で島を探索。ヌーディスト・ビーチに迷い込んでおっさんのお尻をガッツリ見てしまったり、廃墟を見つけて(奇しくも二人とも廃墟マニアで)超テンション上がったり。
彼は少し泳ぐ。私は足だけつけてばしゃばしゃ。出発する前に買ったアメリカン・チェリーを食べながら、談笑。1年ほど大阪に住んでた彼は、ときどき変な大阪弁を話す。そして自分の事を「わたし」、私の事を「あんた」という、礼儀正しいんだか失礼なんだか、、ごちゃ混ぜな感じ。とにかく面白い。


のんびりビール飲みながら島を堪能して、また街に戻る。腹ごしらえに美味しいミートボールのお店を教えてくれた。そして、ヘルシンキの街が一望できるHotel Torniの14階にあるバーへ。
人がいっぱいで混雑してる店内。おもむろにスケッチブックで目の前のグループのスケッチを始める彼。変わってる。そのスケッチブックに挟んであった沢山の種類の葉っぱ。(押し花のような、押し葉っぱ。)10種類ぐらいあったかな。大きいのから小さいのから、長いのから丸いのから、たくさん。1枚あげる~というので、私は丸い葉っぱをもらう。しおりに使ってるよ。ハルキで一番気に入ってるP69の「死に犬現象」について書かれたページに今でも挟んであるよ、いつでもすぐ見られるように。ありがとうラプシ。


そして、少し公園へ行って寝よう!ということに。笑
20時でもまだまだ日は高い。Vanha教会にある公園(一番上の写真ね)の芝生にバスタオルを広げてゴロンと空を見上げる。涙が出そうなほど気持ちがいい。ラプシ君は靴下やアメリカンチェリーの種が入った袋を丸めて、ジャグリングを始めたり。ほんと変わってる。いろんな話をして、本気で数十分熟睡して。そして彼のルームメイトから電話。(彼は友達3人でルームシェアしてるの)「わたし今日、料理当番の日だったのを忘れてた!」と。あらまあ。なので一緒に作ろうか~ということになって、食材を買っておうちへ。


その日のディナーは(もう22時半だったけど)具だくさんのスモークサーモンのサラダとパン。以上。
でもとっても美味しかった。フィンランド人ってほんとにシャケ好きだよね~~。レモンを2個も絞って入れたのが効いてて、さっぱり頂きました。そしてなぜか彼の好きだという「ケロロ軍曹」を2話分ほど見て、いい時間だったのでおいとますることに。


なんか不思議な1日でした。もうメトロは終わってたので、歩いて帰ることに。海沿いの散歩道をとことこ歩く。波の流れに逆らって歩いてく。すると何故か、自分の歩くスピードがとても早く感じるの。追い風で、しかも波が流れる方向とは逆の方へ歩いてると、動く歩道みたいに錯覚するのね。なんかすっごい素敵なステップで歩けるの。らららんらららん。気分がこんなにいいのは、素敵な縁があったからかなーなんて。


ありがとう、ラプシ君!


こうして3日目が終わったのでした。



●プロローグ
●1日目「決して参考にならないコペンハーゲンでの過ごし方。」
●2日目「ハラゴシラエして歩くのだ。」
●3日目「ラプシ君との長い1日。」
●4日目「大聖堂、寺院、教会、島、世界遺産、公園。」
●5日目「映画ロケのタリン。」
●6日目「自転車のある風景。」
●7日目「THIS IS LIFE×2」
●8日目「2つの旅行記のエピローグ」
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by aroma_rim | 2010-07-26 01:37 | ◆みぃ旅にでる。

ハラゴシラエして歩くのだ。


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7月12日(月)

早朝。デンマーク・カストロップ空港からヘルシンキに向けて飛び立つ。

搭乗チェックインを済ませて飛行機の座席を決めるときってね、
みぃは必ず100%といっていいほど窓側の席を希望するの。

それは「お空をずっと見ていたいの」とかいうロマンチックな発想からくるものではなくって。
むしろ真逆かな。離陸してしまえばすぐ窓を閉めちゃいます。そしてほとんど着陸するまで開けないの。

・・・・・だって、まぶしいじゃん?笑

閉めてくれる人はいいんだけど、ずっと窓開けられてたらすごく眩しいからイヤなんだよね。
たまーに暇な時にチラ見して、またすぐ閉める。窓側はトイレに行きにくいっていうデメリットはあるけど、窓のカーテンを自由に開け閉めできる権利のほうが何よりの魅力。

これ、なぜかあんまりみんなに賛同してもらえないんだよね・・・・なんでだろ。

さて、機内ではすでにテンションMAX!なわたし。
もうさー、アナウンスでフィンランド語が聞こえてきただけでうきゃーーーー!!!ってなる。
つくづくなんて可愛い言語なんだろう。ほとんど意味は理解はできないけど、聞いてるだけで幸せ。


そして3年ぶり、人生2度目のヘルシンキへ到着。

さっそく街へ繰り出し、お散歩開始。お腹もすいたので定番の「かもめ食堂」へ。
今は「Kahvila SUOMI」っていうお店の名前だけど、かもめ食堂の雰囲気はそのままです。
店内はやはり日本人多し。数えたらちょうど半々だった。日本人とフィンランド人、9対9。
ランチにひらめのソテーを。うまい。そして、ドリンクはセルフサービスなんだけど、アイスティーかと思って注いだそれはビールでして。
今回の旅のルールとして、昼間から飲まないと決めていたのに(なんでそう決めたかもよくわかんないけど)でも注いじゃったし~とグイっと一気に飲み干す。うまい。


そして今回どこでもかしこでも読んでた例の、『遠い太鼓』ネタ。
この時に読んでた内容が特に印象的で、私の雑記帳にもそのことにすごい触れてあった。

(この『遠い太鼓』は村上春樹のギリシャ・イタリアの旅行記なんだけど、わりと万人向けというのかな。ハルキの文章や翻訳が苦手・・・・って人も多いと思うけど、そんな人でもエッセイは好きって人が結構いるみたいに、これは能書きなしに楽しめる最高の旅行記だと思う。)

ギリシャの犬についての記述。すごく短い他愛も無い文章なんだけど思わずケラケラ笑っちゃう私。
笑える旅行記って、ありそうでなかなかないものよ。


さて、宿であるホステルへ。(ここには2泊しました)
ドミトリーではないけれど、さすがホステルって感じ。とっても清潔だけど簡素極まりない。
現代のヨーロッパにおける小ぎれいな収容所、のよう。でも悪くない。
それにサウナも付いてるし!やっぱサウナ発祥の国だけあって、付いてない所の方が珍しいものー。


時差のせいなのか?(と言ってもデンマークからは+1時間)ちょっと横になるつもりが、長いお昼寝をしちゃう。たぶん食べ過ぎによる(そしてビール効果による)単純明快な眠気だな。
そして、またお散歩へ繰り出す。

夕方18時。ストックマンの8階にある、チョコレートメーカーで有名な「Fazer」のカフェへ。
美味しそうなものが色々あって迷ったけど、どうせだしチョコレートケーキと、コーヒーを。
ここは、ケーキやサンドイッチがテーブルにたくさん並んでて、好きなものをトレーに取ってレジへ行って払うってゆー、いわゆるカフェテラス方式なのね。
みぃカフェテラス方式が異様に好きなのはなぜかしら。なんかいいよね、なんでだろ。
(ただ単に、メニュー見ながらつたない言葉で注文しなくて済むからかしら・・・とも思うけど)


それとフィンランドってさ、ヨーロッパでは珍しく飲食店でのお水がタダなんだよね。
これはほんとにいい。最高。
他の国だと、お水はお金払って注文しないとまず出てこないけど、この国ではちゃんとでてくる。
こーいったカフェではセルフサービスのところが多いけど、それでもすごい有難いと思う。
それにすごーく美味しいし。(ドイツもまずくはないけどかなり硬水。)フィンランドはスーっと飲みやすく、甘い。とっても日本人向けのお水だと思う。


さて、ここFazerカフェでも日本人カップルがいた。
どこにいっても日本人、日本人・・・・。でもなんでそんなにあたしゃそのことが気に入らないんだろう。ドイツだと全然気にならないし、むしろベンラートに関しては日本人と遭遇したら嬉しいぐらいなのに。同じ観光客として私が存在してるから?どこかで、自分だけが特別な国にいて特別な旅をしてるって思いたいのかな。自分が居るお店に日本人が入ってきて、その割合がだんだん増えていって日本かここは!ってぐらいの状況になったりすると、「はぁぁぁ」ってなる。なんでこんな辺鄙な国で、日本人をいっぱい見なきゃならんの?って思う、そんなねじまがってるミズホです・・・・笑。


そして再び散策開始。

よく食べ、よく歩く。旅の基本。それにしたって今回は異常なほどよく歩いた。
ヘルシンキは首都にも関わらずとても小ぢんまりした小さな街だから、どこへだって歩いていけないことはない。だから乗り物にはほとんど乗らずに、わたしはひたすら歩きました。


可愛らしいパン屋さん発見!と思ってパシャリ。


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でも、お店の看板をよーく見ると・・・・・・・・・・・





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ええええ!!「EROMANGA」・・・・!?エロ漫画・・・・・!!!!!

なんちゅーパン屋やねん!
どうした店主!


でも閉まってる店内を覗き込むと、いたって普通のパン屋っぽいんだよねぇ。
(後日このパン屋に行くので、レポはそのときに)


旅行に行く前にも行った後にも、みんなにヘルシンキには何があるの?なにが面白いの?って聞かれた。実際、たいしてコレっていうものは無いんだけど、こんなコネタ的な可愛いお店も公園も緑も多くって街を歩くだけで充分魅力的。
そして、ここで思う今回の旅の印象。あー旅慣れたなーって。2回目の観光ってゆー懐かしさもあるけど、んー・・・さらに新鮮さが増してるかな。他の国を少しだけど味わったことのある今、比較するところが増えたぶん、余計にこの国はおもしろいな~~って思う。

旅慣れて、みぃの一人旅のスタイルが出来上がってるからすごい動きやすい、ってゆーのは思った。
(この後盗難事件に遭うとも知らず、この時点では旅慣れたとか過大評価をしてますのん。笑)


そして夜23時、ホテル近くの港へふらりと。

ほんとはトイレに行きたかったのだけど、あまりに夕日がきれいだったからつい寄り道。
桟橋が波に揺られてギーギーいってるのを聞きながら本を読む。街灯もなしで夜23時に本が読めるって、やっぱすごいね北欧。

23時半になっても相変わらずの夕暮れ。たくさんの船に、たくさんの浮き。ここいらの浮きは変なカタチしてる。赤くてざくろみたいなのが、大量にぷかぷかぷかぷか。
穏やかな波と桟橋の揺れる音、いつまでも夕暮れのまま。このまま夜は訪れないんじゃないか・・・・と思うぐらい長ーい夕べ。。あの夜、トイレを我慢しながらみたココの風景は、ほんとにほんとに穏やかで安らげる場所だったの。たくさん写真も撮ったはずだけど、もう嘆かないよ。ちょっとやそっとじゃ忘れられそうもない光景だったもの。


・・・・・こうして2日目が終了。


次の日、スペシャルゲストが登場します。乞うご期待。


●プロローグ
●1日目「決して参考にならないコペンハーゲンでの過ごし方。」
●2日目「ハラゴシラエして歩くのだ。」
●3日目「ラプシ君との長い1日。」
●4日目「大聖堂、寺院、教会、島、世界遺産、公園。」
●5日目「映画ロケのタリン。」
●6日目「自転車のある風景。」
●7日目「THIS IS LIFE×2」
●8日目「2つの旅行記のエピローグ」
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by aroma_rim | 2010-07-23 07:24 | ◆みぃ旅にでる。

決して参考にならないコペンハーゲンでの過ごし方。


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7月11日(日)

この日の雑記帳の冒頭には「たびのはじまり」と書いてある。


1日目<デンマーク・コペンハーゲン>。
でもコペンハーゲンで撮った数々の可愛らしい街並みの写真は、残念ながら1枚も残っていない。
プロローグで書いたとおり、デジカメを盗られちゃったのよ・・・・・)

上の写真に映ってるのは、コペンハーゲン中心部から空港方面へ向かった時の切符です。
(ヒマで上から落書きしてるけど・・・)
もはやこの切符ぐらいしか、そこへ行った事を証明できないの。あれまぁ。



さて、ドイツ出発のとき。初めてのスカンジナビア航空。

さっそく嬉しいことが。
飛行機に乗り込んだ時に「ちょっとあなた!」ってCAに呼び止められて、何か手違いでもあったか
なと思ってドッキー!っとしてたら、「そのピアスすごく可愛いわね~!」って褒められちゃった。

なによもうっ。嬉しいじゃないか。

たしかにデカデカとした鳥モチーフのキュートな(自分でいうな)ピアスをしてたけどさぁ。
何かと思うじゃない~!そー言えば、以前パリ行きの飛行機でも同じ光景が繰り広げられたの思い出した。そん時はカバンだったけど。

わたしってばやっぱりセンスがいいんだねぇ~~。(って手帳には恥ずかしげもなく書いてるけど、サラッと流してね)
そして単純なわたしは、好きな航空会社ランキングの上位にスカンジナビア航空を位置づける。
なんて気持ちの良いSAS!しかもCAも心なしかスカンジナビア~って顔してんのねやっぱ。
ドイツ人とは全然違う雰囲気が漂ってた。おしとやかで奥ゆかしい感じ。(決してドイツ人がその対極にあるとかそういう意味ではない。と思う。)


そしてコペンハーゲンに到着。はじめましてコペンさん。

この街はとても歩きやすい。見どころが集中してるのもあるし、とにかく中央駅からまっすぐ北へ歩いていけば有名どころはほぼ観光できてしまうの。
ここコペンハーゲンには1泊しかしないから、1日ですべて観てやろうという目論見。

でも夜中3時から起きててバナナ1本しか食べてなかった私は、朝10時現在お腹が空きすぎてて、頭がおかしくなりそうだったので一路パン屋さんへ。
すごく歴史のあるパン屋さんらしかったけど、そんなことは知ったこっちゃない。とにかく甘くて
血糖値の上がりそうなパンを選んで買う。

近くにあったベンチに座って、無心にほおばる。
おいしかったのよすごく。ペロリ。
チョコレートデニッシュかと思って買ったそれは、チョコではなくナッツのシュガーペーストがかかったデニッシュで。ねっとりしてて香ばしくってナッティーなのに、どことなくあんこの様な味わいのある、懐かしいお味。


そして早くも昼食に何を食べるかを至極真剣に考える。

行きたいお店が2つあって、デンマークの伝統料理であるサーモブロー(オープンサンド)で有名な店と、いわし料理尽くしのビュッフェで有名な店。その2軒、どちらをランチにしてどちらをディナーにするか、という究極の選択(今思えばくだらない)をうだうだ頭の中でも紙面上でも悩んでる私。


今回は食べるものを大事に考えようと思ってたの。前回の北欧旅行ではアパートメント借りたから自炊だったし、土地のものを食べた気がしてなかったからさ。今回もいたってビンボー旅行であることに間違いないんだけど。その証拠に、これでもかってほどの安宿だし、ドミトリーにも泊まるしね。
だからこそ、今回宿代をケチる代わりに食事は大事にしようと考えてたの。


そしてふと、ギズモのことを思い出してみたり。(この時ギーちゃんはバックパックと一緒に駅のコインロッカーの中。)ごめんねぎーちゃん。

それからはとにかく歩きまくる。ストロイエというメインストリートを抜けて、
可愛い建物がずらーっと建ち並ぶ港「ニューハウン」へ。

注)いわしの方のレストランはこのニューハウンにあります。
ランチどき、店の前を何度か横切るも、どうもキンチョーして入り損ねる。店中の様子はよく見えないし、外のテラスには12時だというのにまだ1人も座ってないし。それとやっぱねぇ、言葉の壁ってけっこう大きいのよね。思ってる以上に。なんかめんどくさくなっちゃうのよ色んなことが。


そうこうしてまたお散歩しまくってたら、例のもう1件のスモーブローの方のレストラン付近に。
ここでもまた何度か入ろうとして素通りを繰り返す。←あやしいから!
だって、ガイドブックには「人気店で昼時はすごい混み合う」って書いてるのに、全然なんだもの。
お客さんが少ないレストランってのは、入りにくさ倍増するのね。
こんなに私はイクジなしだったのか!!って思い知らされる。笑
日本やドイツなら、一人でどんなレストランだってお構いなしに入れちゃうのに。


そして、とりあえずコーヒーが飲みたくなってカフェを探す。
そこで思い立って、陶器で有名なあのロイヤル・コペンハーゲンの本店へ。
ここのショップの中庭にはカフェがあって、店内めちゃくちゃラブリーなのよー☆
にもかかわらず、お天気の良さにつられてみぃはテラス席に座る。


そしてふと、このカフェにはスモーブローとお寿司をコラボさせた名物「smushi」(スムシ) があることを思い出したの。コラボといっても、ちゃんとパンを使ったオープンサンドらしいけど。
そんな邪道なもの(失礼、いや本物のスモーブローの味を知らずしていきなりか?という意味でね。)を頼むのもなぁと迷ったんだけど、このままじゃランチにありつけそうもないし・・・・・と判断した私は、その「smushi」を注文することに。

すると店員さんが、「今日はスムシは残念ながらないんです・・・(日曜はやってないみたい)でも、こちらのランチセットがとっってもオススメですよ~!!」と違うメニューを見せられる。
「ほぉ~~そうですか~!じゃぁこれ下さい☆」なんて言ってしまう私。
あれこれ考えてたのは何だったのよー。


そして結局なんのこっちゃない普通のランチ(とても美味しかったけど)を頂く。ふぅ。
食器はすべてロイヤル・コペンハーゲンの陶器で、盛り付けもお洒落だったし満足ではあるけども。


そして結局、ここでのランチがデンマークで最後の食事となる。
(だってね、このランチ結構量があって、いつまでたってもお腹がすく気配すら訪れず、夕食いいやー。ということになっちゃった。)
そんなわけで、念願のスモーブローも、鰯づくしのビュッフェも食べてないの。
こんなんですよ、いつも。無計画ばんざい。


さて。ここのカフェでのひとこま。
前のテラス席に座ってる夫婦を観察中のわたし。すごく可愛い老(もしくは中年)夫婦なんだわ。
もっと広々と使えばいいのに、ぎゅっと二人で寄り添って座っててさ。
でも何を喋るでもなく、ずっと会話のないまま時間は過ぎる。
旦那さんはランチにコーヒー、奥さんはなにか冷たい飲み物を飲んでる。
その奥さんの座り方が、ちょこんとしててまた可愛いんだ。アジア雑貨でよくある、棚のかどっこに飾るというか座らせる用の猫とかカエルの置き物分かるかな。あんな感じ。ちょこん。
そのちょこんおばさんは、ちゅるちゅると目の前のドリンクを飲みながら、旦那さんが食事してるのを見てるの。ただ見てるの。そこに微笑ましさが含まれてるわけでもなく、美味しいのそれ?という投げかけ的視線があるわけでもなく。
ただ見てるの、会話もなく。沈黙のランチ。

でも、なんだかすごく羨ましかった。あの無言さは、憧れに値する。
夫婦っていいな~って思って、ひとり笑った。そんな午後。



そして再びニューハウンのほうへ。
コペンハーゲンではJazzフェスティバルが行われてて、この日はちょうど最終日だったから
街中いたるところでライブをしてて。やることもないので、これから始まりそうなステージを見つけて席取りをしてみる。(といっても、みんな日陰で見やすい場所を見つけて勝手に座ってるだけなんだけど。)

ここでのライブは特筆すべきことはないんだけど(まぁ無料なんだからしょうがない)、みぃの隣に座ってたデンマーク人女性とのおしゃべりの方が印象的だった。
どれだけ夏が素晴らしいか、どれだけデンマークの冬が長く厳しいか、真剣に語ってくれた。
寒さに関してはドイツもひどいけど、デンマークに比べたらマシな方なのかもしれないな。

彼女はユタという名前だった。普段の海外一人旅ではほとんど他人と交流しない(というか出来ない、が正しい)から、ひとり旅の最中に名前を聞かれたのは久しぶりだなぁ、って思った。なんか嬉しかった。たとえ彼女が私の名前を覚えていなくとも。うん。いちごいちえ。


そしてまた歩き出す。
ひたすら歩いて、写真撮って。そしてとうとうデジカメのバッテリーが早くも無くなる。
なので丸天井のとある教会でひと休み。ステンドグラスから漏れるやわらかい太陽の光と、ひんやりした空気。つねづね教会は最高の休憩所だと思う。

そこで村上春樹の「遠い太鼓」を読みふける。
(今回の旅のお供はこれ1冊。じつに面白いです。ハルキがギリシャ・イタリアを3年間にわたって旅をした旅行記なの。これほんとに笑える、ユーモア満載な1冊。)


これからの、まだまだ続く私の旅行記に、何度も重要参考品として登場すると思われるこの本。


そんなハルキの旅行記に、最終的に救われることになろうとはこの時の私には思いも及ばなかった事だけど。


夜19時。カメラの充電もしたいしチェックインも済ませておこうと思って、一旦ホステルへ。
空港近くのそのホステル。さすが安いだけあって、それなりです。

そして、ホステルに入ったとたん、突然の豪雨。カミナリもすごいのなんの。
とりあえずくつろいでまた街に繰り出そうと思ってたけど、この天気ですっかりめんどくさくなる。

雨が上がっても、その面倒くささは消えなくて。。
でもその日はワールドカップ決勝戦の日で、お外ではホテル客の若者達が花火とかやっててうるさいのなんの。さすがドミだな。
でももう動く気一切ナシな私。ここに来る前にスーパーでパッケージ買いしちゃった可愛い缶のお酒(といってもアップルソーダみたいな軽ーいお酒)をひとりベッドであぐら掻きながら飲む。
ハルキを読みながら。


なんて乙なコペンハーゲンの夜。

同室の人たちは外で騒いでて部屋はがらんとしてて。明日の朝はすごく早起きしなきゃだし、
もう寝ちゃおうかなって。でもいざ横になると、なかなか眠気がやってこない。

遠くからはキャッキャと楽しげな声が聴こえる。少しの寂しさと、少しのうっとおしさを感じる。
なんだかやさぐれちゃって、アップルソーダ(みたいなお酒)を飲み干す。酔えるわけはないんだけど。


そうこうしてたら、そのうちにドミトリー的混沌が部屋を埋め尽くし、その頃には1日の疲れがやっと訪れてくれて、ぐっすり眠ったわたし。

こうしてコペンハーゲンでの1日が終わった。



さて。まさかこんなにダラダラと1日分の旅行記を書くとは。

最後まで読んでくれた奇特な方、ほんとに奇特だよあなた。


そしてこんな具合でまだまだ続くと思われます、私の北欧旅行記・・・・・。


●プロローグ
●1日目「決して参考にならないコペンハーゲンでの過ごし方。」
●2日目「ハラゴシラエして歩くのだ。」
●3日目「ラプシ君との長い1日。」
●4日目「大聖堂、寺院、教会、島、世界遺産、公園。」
●5日目「映画ロケのタリン。」
●6日目「自転車のある風景。」
●7日目「THIS IS LIFE×2」
●8日目「2つの旅行記のエピローグ」
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by aroma_rim | 2010-07-21 03:58 | ◆みぃ旅にでる。

赤裸々な、そしてありのままの旅行記を書いてみようと思う。


f0100505_3404398.jpg


ただいまー。


コペンハーゲン経由、フィンランドの旅7泊8日。

それはそれは色々ありました。この日記は、今から始まる旅行記のプロローグとします。


あんね、詳しい事情はおいおい語るけど、今回、旅の写真は数枚しかありません。

(しかも、低画質な携帯電話のカメラで撮ったもの。-それも最終日の夜にまとめて。)


そう、ほんとにビックリすることがあって、今回それにより旅の写真はほとんど無いに等しいの。



私の趣味は、物事を記録することです。(日々のできごとや旅のことを)
そしてその記録方法は2種類あって、

①写真におさめる。(いたって簡単で分かりやすいのがいい)
②文章をノートに書く。(これも私にとってはすごく大事なこと。日記のような、雑記帳。)

でも、今回①が失われてしまった。じつはカメラを盗られてしまったの。それも最終日に・・・・


それはそれはとても戸惑ったけれど、私は写真と同じくらい文章の記録も大事に大事にしている。


この戸惑いを救ってくれたのも「書く」という行為だったし、なにより文章には、写真よりももっと
私の生っぽい思いがたっぷり詰まってる。

だから今回は、写真が少ない代わりに、私が毎日書き溜めた言葉としての旅行記を
アップしていこうと思います。

(とても自分本位で、感情的で、旅の情報なんてほとんどないけどね)


だからいつものようにはいかない不本意さはあるけど、ある意味ではとても楽しみ。


だって写真を撮るのと同じぐらい、文章を書くのもスキだから。


その時感じた感情なりをノートに殴り書きしてるので、今の思いはどうであれ、(もちろん記述が多
すぎるので大幅にカットするにせよ)ほぼありのままを綴ってみたいな、なんて思ってます。


・・・・ここまででお察しの通り、私は要領の得ない文章をだらだらと書くタイプなので

飽きちゃったらごめんなさいね。


というわけで、フィンランド旅行記、始まります。



●プロローグ
●1日目「決して参考にならないコペンハーゲンでの過ごし方。」
●2日目「ハラゴシラエして歩くのだ。」
●3日目「ラプシ君との長い1日。」
●4日目「大聖堂、寺院、教会、島、世界遺産、公園。」
●5日目「映画ロケのタリン。」
●6日目「自転車のある風景。」
●7日目「THIS IS LIFE×2」
●8日目「2つの旅行記のエピローグ」
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by aroma_rim | 2010-07-19 04:29 | ◆みぃ旅にでる。

空を飛んだ金魚。


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今日、ポストを開けるとこれがババンっ!!って入ってて笑っちゃった。


ママからのエアメールでした・・・・・・・

JAでもらったらしい。うちわにもなるの~。ナイスちょきんぎょ!!!

ちょうどね、うちわが欲しいなぁぁって思ってた時だったからビックリしちゃった。


ドイツはどこもセントラルヒーティングの設備はすごく整ってるのに、エアコンってものが
あんまり普及してない気がする・・・・(まぁ冬が長い国だから当たり前なのかな)

うちもエアコンないし、日中はふつうに暑いし・・・・・
なのでこの夏は、ちょきんぎょだけがみぃのオアシスになりそうです。


しかもちょきんぎょさん、なにげにドイツカラーじゃない?

赤、黄、黒、うんうん。



しゃてと。


あと何時間か後には、みぃもお空を飛んでます。

ああなんて楽しみ。1週間後に帰ってきます。



ほんでは~。
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by aroma_rim | 2010-07-11 07:15 | ◆ドイツの暮らし。

キュール・シュランク。


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うちの、開かずの冷蔵庫・・・・・・・・現在使用中止ちゅうです。。


実際は壊れてるとかじゃないんだけど、あえて使ってないの。


だってね・・・・・

この冷蔵庫、サーモスタットのあの「ウォォォォォン」って音が尋常じゃなくうるさいのよ!!!

もう聞かせてあげたい!
みぃ案外そーゆーの平気なほうなのに、さすがにうるさ過ぎて寝付けないから
もうコンセント抜いちゃって使ってないんです。

キッチンに備え付けの、コンロと一体型のちゃちな冷蔵庫だからしょうがないんだろうけど。


風水的には、冷蔵庫にあんまりペタペタいろんなものを貼るのは良くないらしいけど、
もう冷蔵庫の機能を果たしてないコイツなんで、ちょっと可愛くしてはみたものの・・・・・


冬はベランダに食材を出しておけば、下手したら冷蔵庫の中よりも冷えるから
まったく問題なかったんだけどなぁ。


今の時期、冷蔵庫なしの生活はそろそろ厳しくなってきたぞー。


小さめの冷蔵庫買おうかなぁ・・・・・うーーん検討中。
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by aroma_rim | 2010-07-09 04:33 | ◆ドイツの暮らし。

ANAより【ご出発5日前のご案内】


が、メールで届いたよ。

そうなの。みぃもうすぐ旅に出ます。それはそれはとくべつな旅へ。




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24歳の夏に行ったフィンランドへ、ふたたび。


初の海外一人旅っていうのもあったし、ずーーーっと恋焦がれてた国っていうのもあって、
あの時経験した毎日のドキドキ感は、今思い出してもとても微笑ましく感じます。


今回は溜まったマイルで行くから、ついでにストップオーバーを利用して
コペンハーゲンに1泊しようかなぁ~と。

あとはのーーんびりと、ひたすらヘルシンキに滞在する予定・・・・・☆


また絶対に訪れると思ってたから、
案外ヘルシンキの主要な観光名所には前回は行ってないんだよね。笑

だから今回はそういったメジャーなとこも観光しつつ、ガイドブックにも載ってないような
穴場スポットにも足を運びつつ、たっぷりヘルシンキっ子になってこようと思います。


(しかも今回、一人旅には変わりないんだけどスペシャルゲストが登場するかも・・・・!!)



んなわけで今みぃの頭ん中、フィンランドでいっぱいです。ちょっと浮かれ過ぎでキモいです。
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by aroma_rim | 2010-07-07 02:11 | ◆みぃ旅にでる。

なぞの鼓笛隊。


休日の朝8時。

なぞの鼓笛隊に起こされるわたし・・・・・・・。




(思わず自宅バルコニーから撮影・・・)


なんなのよーいったい!笑


その後お出かけしてみると、例の鼓笛隊のほかにも謎な集団がたくさんいて、
パレードも始まって何を祝ってるのかはさっぱり分からず、ただただ騒がしかった。。


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f0100505_4324914.jpg


お祭りだから、なにか露店とかたくさん出てるんだろーなぁと期待して、
大きめのエコバッグぶら下げて出てきたのに、そーいったお店は全くなくってさ。笑


なんだか持て余しちゃって、
ベンラートで日曜日に空いている数少ないお店のひとつ、アイス屋さんに。。




f0100505_4392956.jpg


これやばかった。激ウマでした。

アーモンド風味のアイスにパリパリのチョコレート。そしてさくらんぼのリキュールがたっぷりと
かけてあって、意外とおとなの味なの~!!

やばいわぁこれー。ハマりそうだもの・・・・・・


もうちょっとのんびり寝てたかった朝だけど、このアイスに免じて許してあげるわっ。
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by aroma_rim | 2010-07-06 04:47 | ◆ドイツの暮らし。


あたまに花を、こころに鳥肌を!


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