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決して参考にならないコペンハーゲンでの過ごし方。


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7月11日(日)

この日の雑記帳の冒頭には「たびのはじまり」と書いてある。


1日目<デンマーク・コペンハーゲン>。
でもコペンハーゲンで撮った数々の可愛らしい街並みの写真は、残念ながら1枚も残っていない。
プロローグで書いたとおり、デジカメを盗られちゃったのよ・・・・・)

上の写真に映ってるのは、コペンハーゲン中心部から空港方面へ向かった時の切符です。
(ヒマで上から落書きしてるけど・・・)
もはやこの切符ぐらいしか、そこへ行った事を証明できないの。あれまぁ。



さて、ドイツ出発のとき。初めてのスカンジナビア航空。

さっそく嬉しいことが。
飛行機に乗り込んだ時に「ちょっとあなた!」ってCAに呼び止められて、何か手違いでもあったか
なと思ってドッキー!っとしてたら、「そのピアスすごく可愛いわね~!」って褒められちゃった。

なによもうっ。嬉しいじゃないか。

たしかにデカデカとした鳥モチーフのキュートな(自分でいうな)ピアスをしてたけどさぁ。
何かと思うじゃない~!そー言えば、以前パリ行きの飛行機でも同じ光景が繰り広げられたの思い出した。そん時はカバンだったけど。

わたしってばやっぱりセンスがいいんだねぇ~~。(って手帳には恥ずかしげもなく書いてるけど、サラッと流してね)
そして単純なわたしは、好きな航空会社ランキングの上位にスカンジナビア航空を位置づける。
なんて気持ちの良いSAS!しかもCAも心なしかスカンジナビア~って顔してんのねやっぱ。
ドイツ人とは全然違う雰囲気が漂ってた。おしとやかで奥ゆかしい感じ。(決してドイツ人がその対極にあるとかそういう意味ではない。と思う。)


そしてコペンハーゲンに到着。はじめましてコペンさん。

この街はとても歩きやすい。見どころが集中してるのもあるし、とにかく中央駅からまっすぐ北へ歩いていけば有名どころはほぼ観光できてしまうの。
ここコペンハーゲンには1泊しかしないから、1日ですべて観てやろうという目論見。

でも夜中3時から起きててバナナ1本しか食べてなかった私は、朝10時現在お腹が空きすぎてて、頭がおかしくなりそうだったので一路パン屋さんへ。
すごく歴史のあるパン屋さんらしかったけど、そんなことは知ったこっちゃない。とにかく甘くて
血糖値の上がりそうなパンを選んで買う。

近くにあったベンチに座って、無心にほおばる。
おいしかったのよすごく。ペロリ。
チョコレートデニッシュかと思って買ったそれは、チョコではなくナッツのシュガーペーストがかかったデニッシュで。ねっとりしてて香ばしくってナッティーなのに、どことなくあんこの様な味わいのある、懐かしいお味。


そして早くも昼食に何を食べるかを至極真剣に考える。

行きたいお店が2つあって、デンマークの伝統料理であるサーモブロー(オープンサンド)で有名な店と、いわし料理尽くしのビュッフェで有名な店。その2軒、どちらをランチにしてどちらをディナーにするか、という究極の選択(今思えばくだらない)をうだうだ頭の中でも紙面上でも悩んでる私。


今回は食べるものを大事に考えようと思ってたの。前回の北欧旅行ではアパートメント借りたから自炊だったし、土地のものを食べた気がしてなかったからさ。今回もいたってビンボー旅行であることに間違いないんだけど。その証拠に、これでもかってほどの安宿だし、ドミトリーにも泊まるしね。
だからこそ、今回宿代をケチる代わりに食事は大事にしようと考えてたの。


そしてふと、ギズモのことを思い出してみたり。(この時ギーちゃんはバックパックと一緒に駅のコインロッカーの中。)ごめんねぎーちゃん。

それからはとにかく歩きまくる。ストロイエというメインストリートを抜けて、
可愛い建物がずらーっと建ち並ぶ港「ニューハウン」へ。

注)いわしの方のレストランはこのニューハウンにあります。
ランチどき、店の前を何度か横切るも、どうもキンチョーして入り損ねる。店中の様子はよく見えないし、外のテラスには12時だというのにまだ1人も座ってないし。それとやっぱねぇ、言葉の壁ってけっこう大きいのよね。思ってる以上に。なんかめんどくさくなっちゃうのよ色んなことが。


そうこうしてまたお散歩しまくってたら、例のもう1件のスモーブローの方のレストラン付近に。
ここでもまた何度か入ろうとして素通りを繰り返す。←あやしいから!
だって、ガイドブックには「人気店で昼時はすごい混み合う」って書いてるのに、全然なんだもの。
お客さんが少ないレストランってのは、入りにくさ倍増するのね。
こんなに私はイクジなしだったのか!!って思い知らされる。笑
日本やドイツなら、一人でどんなレストランだってお構いなしに入れちゃうのに。


そして、とりあえずコーヒーが飲みたくなってカフェを探す。
そこで思い立って、陶器で有名なあのロイヤル・コペンハーゲンの本店へ。
ここのショップの中庭にはカフェがあって、店内めちゃくちゃラブリーなのよー☆
にもかかわらず、お天気の良さにつられてみぃはテラス席に座る。


そしてふと、このカフェにはスモーブローとお寿司をコラボさせた名物「smushi」(スムシ) があることを思い出したの。コラボといっても、ちゃんとパンを使ったオープンサンドらしいけど。
そんな邪道なもの(失礼、いや本物のスモーブローの味を知らずしていきなりか?という意味でね。)を頼むのもなぁと迷ったんだけど、このままじゃランチにありつけそうもないし・・・・・と判断した私は、その「smushi」を注文することに。

すると店員さんが、「今日はスムシは残念ながらないんです・・・(日曜はやってないみたい)でも、こちらのランチセットがとっってもオススメですよ~!!」と違うメニューを見せられる。
「ほぉ~~そうですか~!じゃぁこれ下さい☆」なんて言ってしまう私。
あれこれ考えてたのは何だったのよー。


そして結局なんのこっちゃない普通のランチ(とても美味しかったけど)を頂く。ふぅ。
食器はすべてロイヤル・コペンハーゲンの陶器で、盛り付けもお洒落だったし満足ではあるけども。


そして結局、ここでのランチがデンマークで最後の食事となる。
(だってね、このランチ結構量があって、いつまでたってもお腹がすく気配すら訪れず、夕食いいやー。ということになっちゃった。)
そんなわけで、念願のスモーブローも、鰯づくしのビュッフェも食べてないの。
こんなんですよ、いつも。無計画ばんざい。


さて。ここのカフェでのひとこま。
前のテラス席に座ってる夫婦を観察中のわたし。すごく可愛い老(もしくは中年)夫婦なんだわ。
もっと広々と使えばいいのに、ぎゅっと二人で寄り添って座っててさ。
でも何を喋るでもなく、ずっと会話のないまま時間は過ぎる。
旦那さんはランチにコーヒー、奥さんはなにか冷たい飲み物を飲んでる。
その奥さんの座り方が、ちょこんとしててまた可愛いんだ。アジア雑貨でよくある、棚のかどっこに飾るというか座らせる用の猫とかカエルの置き物分かるかな。あんな感じ。ちょこん。
そのちょこんおばさんは、ちゅるちゅると目の前のドリンクを飲みながら、旦那さんが食事してるのを見てるの。ただ見てるの。そこに微笑ましさが含まれてるわけでもなく、美味しいのそれ?という投げかけ的視線があるわけでもなく。
ただ見てるの、会話もなく。沈黙のランチ。

でも、なんだかすごく羨ましかった。あの無言さは、憧れに値する。
夫婦っていいな~って思って、ひとり笑った。そんな午後。



そして再びニューハウンのほうへ。
コペンハーゲンではJazzフェスティバルが行われてて、この日はちょうど最終日だったから
街中いたるところでライブをしてて。やることもないので、これから始まりそうなステージを見つけて席取りをしてみる。(といっても、みんな日陰で見やすい場所を見つけて勝手に座ってるだけなんだけど。)

ここでのライブは特筆すべきことはないんだけど(まぁ無料なんだからしょうがない)、みぃの隣に座ってたデンマーク人女性とのおしゃべりの方が印象的だった。
どれだけ夏が素晴らしいか、どれだけデンマークの冬が長く厳しいか、真剣に語ってくれた。
寒さに関してはドイツもひどいけど、デンマークに比べたらマシな方なのかもしれないな。

彼女はユタという名前だった。普段の海外一人旅ではほとんど他人と交流しない(というか出来ない、が正しい)から、ひとり旅の最中に名前を聞かれたのは久しぶりだなぁ、って思った。なんか嬉しかった。たとえ彼女が私の名前を覚えていなくとも。うん。いちごいちえ。


そしてまた歩き出す。
ひたすら歩いて、写真撮って。そしてとうとうデジカメのバッテリーが早くも無くなる。
なので丸天井のとある教会でひと休み。ステンドグラスから漏れるやわらかい太陽の光と、ひんやりした空気。つねづね教会は最高の休憩所だと思う。

そこで村上春樹の「遠い太鼓」を読みふける。
(今回の旅のお供はこれ1冊。じつに面白いです。ハルキがギリシャ・イタリアを3年間にわたって旅をした旅行記なの。これほんとに笑える、ユーモア満載な1冊。)


これからの、まだまだ続く私の旅行記に、何度も重要参考品として登場すると思われるこの本。


そんなハルキの旅行記に、最終的に救われることになろうとはこの時の私には思いも及ばなかった事だけど。


夜19時。カメラの充電もしたいしチェックインも済ませておこうと思って、一旦ホステルへ。
空港近くのそのホステル。さすが安いだけあって、それなりです。

そして、ホステルに入ったとたん、突然の豪雨。カミナリもすごいのなんの。
とりあえずくつろいでまた街に繰り出そうと思ってたけど、この天気ですっかりめんどくさくなる。

雨が上がっても、その面倒くささは消えなくて。。
でもその日はワールドカップ決勝戦の日で、お外ではホテル客の若者達が花火とかやっててうるさいのなんの。さすがドミだな。
でももう動く気一切ナシな私。ここに来る前にスーパーでパッケージ買いしちゃった可愛い缶のお酒(といってもアップルソーダみたいな軽ーいお酒)をひとりベッドであぐら掻きながら飲む。
ハルキを読みながら。


なんて乙なコペンハーゲンの夜。

同室の人たちは外で騒いでて部屋はがらんとしてて。明日の朝はすごく早起きしなきゃだし、
もう寝ちゃおうかなって。でもいざ横になると、なかなか眠気がやってこない。

遠くからはキャッキャと楽しげな声が聴こえる。少しの寂しさと、少しのうっとおしさを感じる。
なんだかやさぐれちゃって、アップルソーダ(みたいなお酒)を飲み干す。酔えるわけはないんだけど。


そうこうしてたら、そのうちにドミトリー的混沌が部屋を埋め尽くし、その頃には1日の疲れがやっと訪れてくれて、ぐっすり眠ったわたし。

こうしてコペンハーゲンでの1日が終わった。



さて。まさかこんなにダラダラと1日分の旅行記を書くとは。

最後まで読んでくれた奇特な方、ほんとに奇特だよあなた。


そしてこんな具合でまだまだ続くと思われます、私の北欧旅行記・・・・・。


●プロローグ
●1日目「決して参考にならないコペンハーゲンでの過ごし方。」
●2日目「ハラゴシラエして歩くのだ。」
●3日目「ラプシ君との長い1日。」
●4日目「大聖堂、寺院、教会、島、世界遺産、公園。」
●5日目「映画ロケのタリン。」
●6日目「自転車のある風景。」
●7日目「THIS IS LIFE×2」
●8日目「2つの旅行記のエピローグ」
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by aroma_rim | 2010-07-21 03:58 | ◆みぃ旅にでる。


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