「ノルウェイの森」 Naokos Lächeln


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きのう、映画 『ノルウェイの森』を観てきました。

しかもドイツ語吹き替えで。

(ドイツ人って、映画は字幕より吹き替えで見るほうが圧倒的に多いみたい。。)


みぃが初めて読んだ春樹の小説が「ノルウェイの森」ということもあって、ずっと気になってて。

もう幾度となく読み返してる作品だからストーリーも主人公たちの会話もだいたい分かるし、
雰囲気を味わえればいいからドイツ語でも問題ないか~!と気楽に映画館へ向かう。



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と、ここでちょっと余談だけど苦言を呈していいかしら。笑

小説と同タイトルの「ノルウェイの森」。 ドイツ語版は、「Naokos Lächeln」なの。
そのまま訳すと「直子の微笑み」・・・・・・・。

んんーーー、これはいかがなものかしら。。

本読んだあるいは映画観た人なら分かると思うけど、直子の微笑みなんて、全くフィーチャーすべきところじゃないよね・・・。
ほかでもよく感じるけど、ドイツ語に翻訳されたタイトルってほんとセンスないわぁ~。

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今回は、デュイスブルクの映画館へ。

3つのスクリーンのみの小ぢんまりとした映画館だけど、館内は赤じゅうたんが引かれてて、
とてもエレガントな内装でした。


上映の30分も前だったのになぜか通してくれて、案内係の人に「Naoko?」と聞かれて思わず
「Ja!」(はい!)って答えたけど、わたし直子じゃないし・・・とかヘリクツなこと思いながら誰もいない劇場へ。




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それから20分ぐらい、館内に流れる軽快なjazzを聴きながら、ずっとひとりぼっちだった。

このままお客さん入ってこないなんて事ないよね?・・・・・とか思いながら。
なんだこの空間、なんだこの時間。なんだこの手持ち無沙汰な感じ。あんまりない状況じゃない?


人生において、ある意味ぜいたくな時間の使い方にも思えるし、ひどく無駄な使い方にも思える。
そんな時間。



上映開始の直前に、ぞろぞろとお客さんが入ってきてちょっと安心。







さて、感想を少々。



そうね。終始、頭の痛くなる映画だった。

始まった瞬間から終わるまで感じた混乱。


ドイツ語だったから余計にそう思ったのもあるだろうけど。

(なんとか単語をひろって、今言ってるであろう独白やら会話を推測する作業が2時間以上続いたのだから、そりゃー疲弊するわな。)


原作の世界観まんまだ、って思ったよ。

みんな混乱してて、ややこしくて、失われてて。

歪んでるのに美しいんだよね。

なんなんだろうね、あの恍惚とさえする喪失感は。



そして、ドイツ語での違和感の無さに驚いちゃった。

同じようにドイツ語吹き替えで観た人から前評判を聞いててさ。
その人いわく、すごく違和感があったと。

そうかなぁぁ。 ドイツ語、みぃ的にはすごく物語に馴染んでるって思ったんだけど。
声質も語り口も、とても親密で。

みぃは好きだな、ドイツ語で観るノルウェイの森。

80年代の日本が舞台なのに、閉塞感のあるその世界は、なぜか異郷に近い感覚で。
だからドイツ語でも違和感なくしっくりくるんだと思う。

(元々、松山ケンイチや菊池凛子の生の声をほとんど知らないからそう思うだけなのかしら・・・・?)



ただ、「僕」のことをみんなが「ワタナベ」と呼び捨てに言ってるのは、最後まで慣れなかったなー。

しかも外国人独特のあのイントネーションで「ワタナ(↑)ベ」って言うのよ~。直子も緑もみーんな。
その一言で、一気に世界観を崩しかねないわよ、ワタナーベ。


そして残像感が半端じゃない。

1日経った今でも、克明に脳に再現可能なシーンがいくつもある。



頭ん中で、いろんな分野を稼動させながら見たせいか、途中車酔いにも似た感覚があったり。

まぁ好むと好まざるとに関わらず(©春樹。笑)みぃにとって「ノルウェイの森」は思い出の本なので。



映画館で観れて、よかったです。
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by aroma_rim | 2011-09-04 10:08 | ◆ドイツの暮らし。


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